企業を取り巻く環境は、今までにないほど急速に、かつ大きく変化しています。VUCA時代とも呼ばれているこのような現在において、持続可能な社会・産業構造に適応するために、「DX推進」は企業規模を問わず最優先の経営課題となっています。
経済産業省は、DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義付けています。言い換えれば、DXとは、VUCA時代の急速な変化に適応できるよう、デジタル技術を活用して、ひと・組織・事業のあり方を変革していくことと言えます。
本会では、2021年度に会員企業のDX推進に貢献するべく、「DX実態調査」を実施いたしましたが、DX推進においては各社の人財育成が不可欠であることが明確となりました。(DX実態調査報告書はこちら)
そこで本会では、会員企業の皆様のDX人財育成支援に向け、「DX人財育成プログラム」を実施することといたしました。多くの皆様にご参加いただきたくご案内申し上げます。
DX人財に求められるもの
DXの推進にはデジタル技術に精通した人材だけでは不十分です。基本的なデジタル技術の知識・スキルは不可欠ですが、それに加えて、課題設定力・好奇心・コミュニケーション能力・周囲を巻き込む力など、様々なスキル・マインドが求められています。
DX人財育成プログラムは、「最新の経営課題とデジタルの両面を理解し、時代の変化に俊敏に対応できる人財育成」という視点を盛り込んだプログラムとして構成しております。不確実性が高く将来の予測が困難なVUCA時代に必要とされているのは、想定外の事象に対して柔軟な対応をし、迅速に行動に移せる「適応力」を持った人財です。「過去の延長線上に未来が待っている」という時代は終わり、常に先行きに不透明感が漂う中、組織だけではなく個人としても変化に対する「適応力」を磨くことが必須となっています。
研修の概要
日時・会場 | 【全5回】
①2022年8月2日(火)10:00~17:00 *各回ごとの申込みが可能ですが、全回通しでの参加を推奨いたします。 |
対象 | ・次世代を担う経営者・経営幹部・リーダー候補 ・DX推進リーダー・リーダー候補 |
参加費 | 各回 30,000円 / 全4回通し参加 80,000円 (いずれも税込・イーラニング受講料・昼食代を含む) |
定員 | 各回10名 ※各回定員となり次第、受付を終了いたします。申込多数の場合は、通し参加の方の受講を優先いたします。 |
内容 |
・最新の経営課題へのアプローチから「適応力」を学びます。 【第1回】 価値観の多様化が進む組織において求められるのは高度なコミュニケーション力。互いの違いを分かち合い、本音で語り合えるコミュニケーション力を身につけます。 【第2回】 複雑化した現代社会において、デジタルを前提にビジネスの在り方を問い直すプログラムです。そのために必要な考え方を捉え、実践的な事業の課題を整理し、アクションにつなぎます。 【第3回】 災害や犯罪などの不確実なリスクに対して、ビジネスの観点からいかに備え、対応するか、その前提となる考え方を共有します。また自社におけるリスクマネジメントの在り方を検証し、課題とアクションを整理していきます。 【第4回】 森林の中を歩くフィールドワークを通じて自然の重要さを知り、環境保全活動と経営との結びつきを捉えることで、持続可能な社会と経営のあり方を問い直します。 【第5回】 ビジネスの提供価値は、人を幸せにしてこそ、社会を豊かにしてこそ意味があります。一人一人の気持ちによりそい、喜びの形を具現化するためのアプローチを食を題材に学んでいきます。 ※各講師のプロフィールについては、こちらをご覧ください。 ※チラシはこちら |
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