『人と地球生き生き』

 

 
吉池 達悦  氏

日置電機株式会社 代表取締役社長
(本会理事)

 今年の2月、各国に温暖化ガス削減を義務づける京都議定書が発効され、産業界にもこれまで以上の取組が求められるようになりました。今や環境対策は企業にとって強いられるマイナス要因ではなく、持続的な発展を目指すために必要不可欠な企業責任となっています。
 振り返れば、1970年代のオイルショック時、国をあげて省エネ活動に取組んだ時代がありました。この時当社は、設備機器の電力使用状況を簡単に把握できるクランプ式電力計を開発し、省エネセンターや日本機械工業連合会から優秀省エネ機器賞をいただきました。これからの新エネルギー時代においても、カタチは変われどこのクランプ式電力計は欠かせないものになっています。
 このような、本業を通しての環境問題への取組のほか、当社では地域環境保全活動として「ふるさとの森づくり」をしています。当社は1990年に坂城町から上田市に工場を移転する際、自然と共生する工場公園「HIOKIフォレストヒルズ」をつくりましたが、この手法を取り入れ市民と共に緑豊かな環境を創造していこうと、1995年から地域の学校や公共施設に毎年植樹活動を展開しています。このような活動が認められ、信州エコ大賞などいくつかの賞をいただいておりますが、今年は国土交通省が所管する(財)都市緑化基金から、緑をまもり育てる活動を通じて社会や環境に貢献している企業として、全国で11サイトの一つに当社も評価・認証されました。
 このような活動も企業の社会的責任の一環であると考え、かけがえのない地球と共に人が生き生きと暮らしていけるよう、今後も積極的に展開していく予定です。